ハダニが発生した時、薬品を使って駆除しようと思いませんか?
でも、室内にハダニが発生した場合、薬品を使うのはちょっと抵抗がある・・
そんな方もいると思います。
そんな時に役立のが、重曹を使ったハダニ駆除です。
重曹は掃除や料理に使われるイメージがありますが、ハダニ駆除にも使えるとされています。
ハダニ駆除のための重曹の使い方は、重曹をまぶすだけでとっても簡単。
重曹の粉さえあればOKなんです。
今回は重曹を使ったハダニ駆除の方法や、室内にハダニが発生したらどう対処したらいいのか?
また、ハダニ発生の予防法もお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
ハダニ駆除のための重曹の使い方とは?
室内で、ハダニが繁殖している箇所に重曹を薄くまぶします。
特にハダニが集中して繁殖している箇所や床の隅、カーペットなどに重曹をまぶすと良いでしょう。
ハダニ駆除における重曹の効果
重曹は吸湿性があり、湿度を下げる効果があります。
一般的にハダニは乾燥した場所を好むとされていて、湿度が低い場所で繁殖しやすい昆虫です。
そのため、重曹を使って乾燥した環境を作り出すことで、ハダニの生息を制限する効果があります。
ただし、重曹を使用することの目的は、ハダニの生息環境を乾燥させることです。
重曹単体で完全にハダニ駆除をすることはできません。
重曹の持つ乾燥効果やアルカリ性の特徴は、ハダニに直接的な影響を与えるというわけではありませんが、湿度の管理や乾燥環境を作り出すのに役立つ可能性があるとされています。
そして、重曹は自然の素材からできているため、小さな子どもがいる、ペットを飼っているなど、室内でハダニ駆除用の薬品を使いたくないという人にはおすすめです。
ハダニ駆除を室内にあるものでできる?
実は、ハダニ駆除を普段から室内にあるものでできることがあります。
- コーヒーの使用
- 酢の使用
- 牛乳の使用
こんなものでできるの?って思いますよね。
詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
コーヒーを使ったハダニ駆除法
挽いたコーヒー豆または、コーヒーの粉末を用意します。
ハダニの被害がある部屋や家具、カーペットなどに、コーヒーを薄くまきます。
コーヒーをまいた後、数時間や数日間放置します。
ハダニはコーヒーの香りや成分を嫌うとされているため、その効果を期待することが目的です。
一定の時間が経った後、コーヒーを掃除機や布で拭き取ります。
この時、ハダニやその卵も一緒に取り除かれることが期待されています。
ただし、コーヒーの色素が染み付く可能性があるので、考慮しながら使ってくださいね。
酢を使ったハダニ駆除法
ハダニ駆除には酢と水を1:1の割合で混ぜることが一般的です。
スプレーボトルに希釈した酢を入れて、ハダニの被害がある箇所にスプレーします。
家具、カーペット、壁の隅などハダニの集中している箇所に重点的にスプレーするといいでしょう。
酢を数時間放置し、その後、布やペーパータオルを使って拭き取ります。
ここで注意したいのは、酢は酸性のため、一部の材料や表面に対して腐食性や変色の可能性があるため、使用する場所や材料に注意が必要です。
事前にテストを行ってから使用することをおすすめします。
そして、酢はにおいが特徴的。
広範囲の場所への噴霧は酢の匂いが強くなってしまうので、使用する際は十分な換気をすることや、噴霧の量を調節して行いましょう。
牛乳を使ったハダニ駆除法
一部の農家や園芸愛好家は、ハダニの駆除や予防のために、牛乳を希釈した散布液を使用することがあります。
散布液は牛乳と水を均等に混ぜれば完成。
乾燥させたスプレーボトルに、混ぜた液体を注ぎます。
スプレーする際はボトルを数回振って中の液体を均一に混ぜましょう。
屋外で使用する場合の牛乳散布は、葉表面をコーティングし、餌や卵の付着を防いだり、ハダニの発育を妨げたりする効果があるとされています。
室内で使用する際は、家具などの材質が痛まないか注意が必要です。
ですが、牛乳にはアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、牛乳アレルギーを持つ人や、牛乳に対して過敏な人は、使用を避けてください。
室内にあるものはあくまで応急処置
今回は室内にあるものの中から、コーヒー、酢、牛乳を使ったハダニ駆除の方法を紹介しました。
どれも常備しているものが多いので手軽に試せそうですよね。
ですが、これらの方法は科学的な効果について保証されているものではありません。
ハダニ駆除用の薬品を使いたくない、応急処置といった目的で一時的に使用する場合の参考になればと思います。
ハダニ駆除スプレーのおすすめを紹介!
ここからは、ハダニ駆除スプレーのおすすめ3つを紹介します。
住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー
花や緑の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対しては速効性と持続性を実現しています。
住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカマイルドスプレー
ワイド&集中噴霧切り替えノズルから噴霧される薬剤が、ハダニなどをしっかり包み込んで退治する「物理防除剤」で、化学合成剤に抵抗性のある害虫や耐性のある菌にも効果的です。
住友化学園芸 ベニカナチュラルスプレー
こちらは国内初!3つの天然由来成分が配合されています。
ハダニの幼虫や成虫、卵の全てのステージに植物油(食品)が包んで効くのでおすすめです。
ハダニはどこから来る?予防法は?
気付いたら繁殖しているハダニ。
どこから来るのか気になりますよね。
一般的にハダニは屋外で植物などから見られることが多いですが、ハダニは室内にも侵入し、繁殖することがあります。
室内でハダニが見つかる一般的な場所には、観葉植物や室内の植物、カーテン、カーペット、家具の裏側などがあります。
これらの場所はハダニにとって適した環境で、温度と湿度が一定であることや、餌となる植物が存在するため、ハダニが繁殖するには最適の場所なんです。
室内にハダニが侵入する場合、定期的な掃除や室内の湿度管理、駆除の対策が必要になります。
また、室内の植物や環境を適切に管理することで、ハダニの発生や繁殖を防ぐことができます。
一方、庭木や花壇でハダニの繁殖が見られる場合、ハダニの中には風によって運ばれてくることもあるそうですよ!
ハダニは自然界で広く存在する微小な昆虫なので、農業や園芸を管理する際は、防除がとても重要ですね。
ハダニの予防法は?
ハダニを予防するためには3つの方法があります。
- 植物の健康管理
- 定期的な清掃
- 湿度と通風の管理
まずは、室内や屋外の植物を健康に保つことが重要です。
適切な水やりや栄養補給、日光や環境条件を整えて、植物が強く健康状態が保てると、ハダニの被害は軽減されます。
また、室内においても植物やその周辺を定期的に掃除することで、ハダニの発生を防ぐことができます。
普段は見落としがちな、家具家電の裏側、カーペットの裏などもチェックしてみてください。
そして、室内の湿度管理も重要!
ハダニは乾燥した環境を好むので、室内が乾燥していたら、加湿器を使ったり、屋外の植物には水を散布するなどをして、湿度を上げるようにしましょう。
また、定期的な通風も大切なので、室内の空気を循環させることもハダニ繁殖の予防に役立ちます。
まとめ
今回はハダニ駆除のための重曹の使い方から室内に出た時の対処法や予防法などを解説しました。
ハダニは屋外だけではなく、室内のあらゆる場所にも出る可能性がある昆虫でしたね。
ですが、日頃から室内環境を整えることや、見落としがちが家具家電の裏側などを定期的に清掃することで、ハダニの侵入や繁殖を最小限に抑えることができます。
今回お伝えしたハダニを駆除する方法と合わせて、室内の環境を今一度見直してみてはいかかでしょうか。