卒業式や入学式、家族として子どもの節目の時は親にとっても大切にしたい時間です。
そんな時は普段は言えない想いを伝えることの出来る機会でもあります。
直接言うのも良いですがなんとなく照れてしまう・・・わかります。
そんな時は手紙に書くといいです。
その際に大事なことは、応援の気持ちやここまで成長してくれた感謝の気持ちなど、素直な言葉で書くことです。
でも、普段手紙を書くことなんてないしなんて書けばいいのか分からない・・・という人も多いと思います。
今回はそんな人のために、親から子供への手紙の書き方の例文やポイントをお伝えします!
目次
親から子供への手紙の書き方!中学生の子供へ何を伝える?
親から子供への手紙で大切なことは、素直な気持ちを素直な言葉で書くことです。
生まれた時から今までの時間を振り返れば、あなたにしかない想いが必ず溢れてくるはずです。
中学生とは言っても、立派に自立した一人の人間です。
同じ目線で、でも親として、あなたが中学生のお子さんに思ったり感じたりしていることを伝えましょう。
ここまで成長してくれた感謝の気持ちを伝える
先ずは無事にここまで成長してくれた感謝の言葉を書きましょう。
何かあったとしても、健やかに育ってくれたことが何よりの安心です。
家庭によっては様々な事情もあるかもしれませんが今、ここに一緒に居られることが有難い、その事を伝えましょう。
『あんなに小さくて可愛かった○○がここまで成長したこと、お父さんとお母さんはそのことが先ずとても嬉しいです。ありがとう。』
という感じに伝えましょう。
応援や励ましの言葉を伝える
中学生ともなってくると色々な悩みごとが出てくる年齢です。
親子の関係性にもよるかもしれませんが、子どもにとって親が支えであってくれることは何よりも心強いことです。
『これから○○の人生で色々なことが起きるかもしれないけれど、お父さんとお母さんはどんなことがあっても○○の一番の応援者です。いつでも何でも相談に乗ってね。』
というような言葉でエールを送りましょう。
親が協力的だと、子どもも自分の夢に向かって努力します。
応援の言葉をおくることは子どもの可能性を拡げる意味でもとても大切なことと言えます。
一人の人間として自立する意識を持つことが出来る言葉を伝える
簡単に言うと、大人になることへの責任を持とうという事です。
2022年から成人の年齢も引き下げられ、10代の人でも“責任”をしっかりと持っておかなければならない世の中になっています。
中学生はまだ義務教育の渦中ではありますが、自分の意思で行動していく限りは“責任”が伴います。
そのことをしっかり伝えましょう。
未来に希望があることを伝える
子どもに託す想いもあるかと思います。
子どもはその存在だけで“未来の希望”です。
それは、子どもはいろんな可能性を沢山秘めているからです。
もし、お子さんが既に自分の道を見つけているなら、希望を持ってその道が開けるような言葉を。
まだ見つかっていないのであれば、『あなたの未来は希望で溢れています。やりたい!と思うことが見つかるよう、お父さんとお母さんは応援しています。』といった感じで伝えましょう。
親から子供への手紙の例文を紹介!
さて、いくつか伝えるべきことは紹介しましたが、素直な気持ちを書くと言ってもやっぱりなかなか出てこないという人もおられると思います。
そんな人のために、ここでいくつか親から子供への手紙の例文を紹介いたします!
ここでは、手紙の例文は父親母親両方からの文章でまとめていますが、ご参考までにと紹介する例文です。
ご自分で書かれるときは例文をご参考に、アレンジして書いてくださればと思います。
中学生になるお祝い
○○へ
小学校卒業、そして中学生デビューおめでとう!
つい最近まで、ランドセルを背負ったばかりだと思っていたらもう卒業。
あんなに大きく見えたランドセルはいつしか小さくなって、○○の成長に驚いていると同時に嬉しく、そして頼もしく思います。
小学校生活はどうでしたか?
色々なことがあったと思います。
中学校生活は楽しみですか?
これから更に色々なことが待っています。
楽しみもあり、不安もあるかもしれません。
今まで以上に悩むこともあるでしょう。
何か困ったことがあった時は、お父さんお母さんはいつでも聞くから何でも話してください。
お父さんとお母さんはこれからも○○の一番の応援者です。
中学生は小学校の時とはちがって色々な体験が待っています。
それは、○○が成長しているからやってくる出来事です。
どんなことも楽しめる心を持ってエンジョイしてくださいね!
○○の中学校生活が素晴らしい時間でありますように、お父さんとお母さんはいつでも願っています。
中学卒業、高校生活にむけて
○○へ
中学校卒業、そして新生活のスタートおめでとう!
受験の時期は本当に色々あったと思いますがよく頑張りました。
○○の努力があったからこそ、新生活のステージに立てたのだと思います。
お父さんもお母さんもそのことを本当に、心から嬉しく思っています。
中学校のとき同様、何かあればいつでもお父さんとお母さんに相談してください。
さて、義務教育も終わってこれからは一人の人として責任を持つことも大切です。
自分の言葉と行動を自覚しましょう。
それでも、色々なことがあると思います。
あって当たり前です。
何が起きても自分を信じて、道を踏み外すことのないように、お父さんとお母さんはいつでも○○の支えになります。
新しい時間も素敵な日々になりますように!
心から祈っています。
成人のお祝い
○○へ
成人おめでとう!
いよいよ大人の仲間入りですね。
ここまで健やかに、大きくなってくれたことをほんとうに嬉しく思います。
お父さんとお母さんの子どもとして生まれてきてくれてほんとうにありがとう!
中学、高校と色々な経験をしてきたことと思います。
どんどん成長していく○○をそばで見ていて、いつもとても頼もしく思っています。
大人の仲間入りをして、更に世界も広がっていくことかと思います。
社会に出れば、大変なこともあるかもしれないけれど、今まで以上に楽しいことが沢山待っています。
先ずは、素敵なご縁に恵まれますように。
いつもそばにいてくれる友だちや周りの人に感謝しましょう。
嫌なこともまだまだあるかもしれません。
そんな時はちゃんと考えましょう。
『なぜ、こんなことが起こるんだろう?』ってね、そして自分でちゃんと答えを出しましょう。
あとは、やりたいことをやりたいようにやりましょう。
○○の未来は希望でいっぱいです。
ただ、自分のことに責任はちゃんと持って、言葉と行動が一致しているかいつも自分で自分を確認しましょう。
そして、これまで通りお父さんもお母さんも○○の一番の応援者です。
何かあったら何でも相談してね!
これからも○○の日々が素晴らしいものでありますように!
まとめ
子どもにとっては自分の先を誰よりも身近で生きている親が一番の人生の先輩です。
いつか大人になってあなたの元を離れた時、親からの言葉は必ず心の支えにもなるものです。
子どもの節目を親として大切してお祝いしてあげることは、子どもにとっては親から大切にされているかどうかを感じるタイミングにもなります。
親として、子どもが子どもとしてそばにいてくれて生活をともにすることができる間は是非“節目のとき”を大切にしてください。
中学生は多感な時期でもあります。
もし、親子関係で距離が出来てしまっていたら、節目のお祝いはそれを少しでも変えることのできるタイミングにもなるかもしれません。
想いを伝えることは大切なことです。
お祝いごとを家族で大切に過ごした時間は、お子さんの人生にもきっと良い意味で影響してくると思います。
家族の関係は色々とありますが、より良い関係を築くことが出来れば親にとっても子どもにとっても良い人生の歩みとなることでしょう。
今までお祝いをしたことがなかった人も、これをきっかけにお祝いの言葉を伝えるきっかけにもなれば嬉しく思います!
と言いながら、私もいつか子供が生まれたら節目を大切にしようと思うのでした・・!