ダイエット中の食材で必ずと言ってもよいほど名前があがる鶏胸肉。
低カロリー・低脂質・高たんぱく質のヘルシーなお肉として有名ですが、1日に1枚食べてしまうのは少し食べ過ぎかもしれません。
鶏胸肉を食べ過ぎると太る・痛風になるなんて話を聞いたことがある方も多いはず・・・。
痛風になるなんて聞いてしまうと、1日に何グラム食べても良いのか気になります。
結論から言ってしまうと、1日に必要なたんぱく質から考えて、鶏胸肉は1日に体重(kg)×0.8グラム分を食べるのが良いでしょう。
今回の記事では、鶏胸肉を1日に何グラム食べると良いのか、1日の摂取量についてなど詳しくまとめましたので参考にしてみてください。
目次
鶏胸肉は1日何グラム食べて良い?ダイエットしたい方へ!
鶏胸肉は1日に何グラム食べて良いのか?
何グラムが適量なのか、1日に必要なたんぱく質摂取量から考えていきましょう。
一般的に、1日に必要なたんぱく質摂取量(g)は、
「体重(kg)×0.8=1日に必要なたんぱく質摂取量(g)」
で計算できます。
体重が50kgの方で40g程度、60kgの方で48g程度が1日に必要なたんぱく質摂取量です。
ダイエット中の方は活動量にもよりますが
「体重(kg)×1.0~2.0」
が1日のたんぱく質摂取量の目安となります。
体重50kgの方で50g~100g、60kgの方で60g~120gです。
活動量が多いほど、たんぱく質の必要量は多くなります。
最低でも体重(kg)と同じくらいのたんぱく質(g)は摂取したいところですね。
鶏胸肉の1日の摂取量目安
鶏胸肉は1枚あたり約350gあり、100gあたりのたんぱく質量は約22gです。
鶏胸肉1枚あたり約77gのたんぱく質が含まれています。
ということで、鶏胸肉の1日の摂取量は、
- 体重50kgの方だと鶏胸肉3分の2程度
- 体重60kgの方だと鶏胸肉4分の3程度
でしょうか。
このように、1日に必要なたんぱく質の量から考えるのが分かりやすいですね。
ただ、毎日この量の鶏胸肉を食べるのは少し大変そうです。
鶏胸肉を食べすぎると太る?
カロリーも脂肪も少なく、たんぱく質がたくさん含まれた鶏胸肉は、太りにくくダイエットに向いている食材だと言えます。
しかし当然ながら自分の適正カロリーを超えて食べすぎてしまうと太る原因になります。
ですが、これは鶏胸肉に限ったことではありませんよね。
太る原因にならないよう、鶏胸肉を調理する際は皮を取ったり揚げ物にするのは避けるなどして、なるべく油を使わない調理法を選ぶとカロリーを抑えることができます。
蒸し鶏にして、サラダなどと一緒に食べたりスープに入れてアレンジするのもオススメです。
鶏胸肉を食べすぎると痛風になる?
なぜ、鶏胸肉を食べすぎると痛風になると言われているのか。
それは、鶏胸肉には他のお肉よりも「プリン体」が多く含まれているからです。
プリン体を摂りすぎると尿酸値が上がり、痛風の原因にもなります。
鶏胸肉には100gあたり141.2mgのプリン体が含まれています。
プリン体は食品100gあたり300mg以上含まれていると高含量とされ、1日の摂取量が400mgを超えると尿酸値が上がりやすいそうです。
鶏胸肉自体はプリン体が高含量というわけではないのですが、他のお肉よりもプリン体が多く含まれているという点で、食べすぎると痛風になると言われているんですね。
尿酸値が高めの方は、鶏胸肉は食べすぎないよう気を付けたほうがよさそうです。
鶏胸肉を食べ続けるのは体に良い?
鶏胸肉は低カロリー・低脂質・高たんぱく質のヘルシーな食材です。
最近の研究では、鶏胸肉を食べ続けると疲れをとる作用があることが明らかになってきています。
効果を得るには、毎日100g以上の鶏胸肉を2週間以上食べ続ける必要があるそうです。
たんぱく質はダイエット中でトレーニングをしている方は、筋肉をつけるために多めに摂る必要がありますし、ダイエットをしていない方も髪や爪、肌をきれいに保つためにも意識して摂りたい栄養素です。
ですが、鶏胸肉だけで毎日たんぱく質を摂ろうとすると栄養も偏ってしまいますので、色々な食材からバランスよく意識して摂取するのが理想ですね。
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 1日に食べる鶏胸肉は1枚だと少し多すぎる。
- 鶏胸肉でもなんでも適正カロリーを超えて食べると太る。
- 鶏胸肉はお肉の中では1番プリン体が多く含まれているので、痛風が気になる方は食べすぎに注意!
- 鶏胸肉を食べ続けると、疲れを摂る作用がある。
日本人が不足しがちなたんぱく質を効率よく摂取できる鶏胸肉。
毎日の食事に上手に取り入れていきたいですね。