揚げ物はおいしいけれど、油の処理って面倒ですよね。
便利と聞いて固めるテンプルを使ったのに固まらない、剥がれないなんてことありませんか?
油の温度や量などに気を付けるだけでそのようなトラブルとはおさらばです。
今回は、固めるテンプルがうまく固まらなかったり剥がれなかったりする原因や対処法をご紹介します。
目次
固めるテンプルが固まらない原因と対処法は?
固めるテンプルが固まらなくて困ったことありますよね。
私もなかなか固まらず不安になったことがあります。
そんな時に情報を調べたところ、固まらないのにはちょっとしたポイントがありました。
そもそもなぜ固めるテンプルが固まるのかというと、油の中に溶けたテンプルは温度が下がる過程で、カゴ状の構造を作り、それに油を巻き込み動けなくするためなのです。
固まらない原因としては以下のポイントがあげられます。
- 油の温度が低すぎる
- 油の量に対してテンプルが少ない
- テンプルを十分に攪拌していない
- テンプルを入れてから時間が経過していない
これらのポイントと対象法も併せてご紹介します。
油の温度が低すぎる
油の温度が低すぎるとテンプルが溶けないため効果が発揮されません。
商品の箱にも記載されている通り、テンプルは約80度で溶けます。
油を使用後、少し冷ましてから処理しようと思っていたら、かなり時間が経っていたなんてあるあるですよね。
対処法
温度が低くなりすぎた油にテンプルを使う際は温めてあげましょう。
【手順】
- 鍋に入れたままの冷えた油にテンプルを入れ、火にかけ、攪拌します。
- テンプルの粉が完全に溶けたら火を止め、冷まします。
- 油が固まったら剥がして燃えるごみとして処理しましょう。
処理する油を加熱しすぎると油が自然発火してしまう可能性があります。
思わぬ事故につながらないよう、テンプルの粉が溶けたらすぐ火を消してくださいね。
油の量に対してテンプルが少ない
油600㎖に対してテンプル1包が適量です。
テンプルが少ないとカゴ状の構造がまばらで動きやすくなるために固まらないのです。
良く攪拌したし、時間も十分に経ったのに固まらない場合はテンプルの量が少なかったのかもしれません。
対処法
油の量に対してテンプルが少なかったときはテンプルを追加しましょう。
手順は油が冷めてしまった時と同じです。
【手順】
- 鍋にテンプルを追加し、火にかけ、攪拌します。
- テンプルの粉が完全に溶けたら火を止め、冷まします。
- 油が固まったら剥がして燃えるゴミとして処理しましょう。
こちらの場合も思わぬ事故につながらないよう、テンプルが溶けたら火を消して下さいね。
テンプルを十分に攪拌していない
テンプルの比重が油よりも大きいために、よく攪拌しないと全体にいきわたらず固まりません。
温度が下がり、全体に均等にいきわたることで固まり始めます。
対処法
もう一度温めて、よく攪拌しなおしましょう。
【手順】
- 鍋を火にかけ、よく攪拌します。
- 粉が残っていないことを確認し火をとめ、冷まします。
- 油が固まったら剥がし燃えるごみとして処理しましょう。
思わぬ事故につながらないよう、加熱しすぎには注意してください。
テンプルを入れてから時間が経過していない
テンプルは約40度から固まり始めるようです。
そのため、温度が下がる時間が経過していないために固まっていないという可能性があります。
対処法
室温や油の量などによって温度が下がる時間が異なります。
もうしばらく様子をみてみましょう。
どうしても固まらない場合は別の方法で処理してください。
- 牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパーなどを入れそこに油を流し入れ封をする。
- ビニール袋に新聞紙やキッチンペーパーなどを入れそこに油を流し入れ封をする。
- 片栗粉や小麦粉を油と同量入れて混ぜ、ドロッとしたものを袋に入れ封をする。
などの方法がありますよ。
固めるテンプルは油以外を固めるのにも使える?
固めるテンプルで油以外を固めるのは難しいでしょう。
固めるテンプルを使用するには、約80℃まで熱する必要があります。
調べたところエンジンオイルを固めるのに使用する人がいらっしゃるようですが、大変危険ですので控えたほうがいいです。
また、公式サイトでも、油を固める以外の用途は推奨しておりません。
固めるテンプルはぜひ食用油を固めるために使用してくださいね。
固めるテンプルが剥がれない原因と対処法は?
固めるテンプルがうまく剥がれないことありますよね。
私もうまく剥がせずにビニール袋を手袋替わりに剥がすことが頻繁にあります。
固めるテンプルがうまく剥がれない原因としては以下の2点があげられます。
- 固めるテンプルの量が足りない
- 固めるテンプルを入れる時の油の温度が低かった
対処法としては、油の量を確認する、油が熱いうちにテンプルをいれしっかり攪拌し冷ますことが有効です。
また、YouTubeで綺麗に剥がしている動画をみつけたので参考にしてみてください。
固めるテンプルの捨て方の注意点は?
固めるテンプルを捨てる時の注意点としては、ビニール袋の封をしっかりと閉じて燃えるごみとして捨ててください。
テンプルを使用して固めた油は40度以上で表面の油が溶けだしてしまいます。
そのため特に夏場は漏れ出さないようにビニール袋をしっかり閉じてくださいね。
また、黒いビニール袋は太陽の熱を吸収し、温度があがってしまうので使用しないことをオススメします。
固めるテンプルは植物性油脂成分のみでできているので、燃えるゴミとして破棄して問題ありません。
まとめ
固めるテンプルを使用するポイントは以下の4つでした。
- 油の温度をまもる
- 油の量に対してテンプルの量を確認する
- テンプルをいれたら十分に攪拌する
- テンプルが固まるまで時間をおく
ポイントを抑えれば、固めるテンプルが固まらない!はがれない!などのトラブルは起きないはずです。
正しく使用して簡単に油の処理をしましょう。