ブレンダーはやり方によっては泡だて器の代わりとして使うことも出来ます。
でも、出来ないことはないけどおススメはしません。
最近では色々なタイプのブレンダーがありますが、ここでは日本で一般的にブレンダーとして知られている、泡だて器のアタッチメントが付いていないタイプのハンドブレンダーで泡立てが出来るかを調べました。
ブレンダーを泡立て器の代わりとしておすすめしない理由と、ブレンダーで泡立てる方法をこれから紹介します。
目次
ブレンダーは泡立て器の代わりにならない?
ブレンダーは基本的に泡だて器の代わりにはなりません。
ハンドブレンダーは、少量の食材を刻んだり潰したりする作業にとても向いています。
例えば離乳食やスープ、スムージーなどです。
ミキサーを出すのも面倒くさいし、フードプロセッサーは少し大げさに感じるような時、手軽に使えて片付けもとても簡単。
それがブレンダーの良さですよね。
泡だて器と比べてブレンダーは、より硬いものも潰せるように回転数が高めです。
また先端の部分が泡だて器とは違い、空気を含ませるのではなく食品を潰したり刻んだりすることに特化できるような形状をしています。
そのため、生クリームを泡立てるのにはあまり適していないようです。
ブレンダーを使う場合、少量の生クリームを計量カップのような深めのコップに入れて泡立てるという方もいました。
ただやはり回転数が高めのことが原因なのか、泡立てが成功しても硬めのホイップクリームになってしまったりムラになってしまったりと上手に出来ないことの方が多いようです。
キメの細かいふんわりとしたホイップクリームは、やはり泡立て専用のアタッチメントが付いているブレンダーか、もしくは泡だて器で作った方が良さそうですね。
ハンドブレンダーでメレンゲができない理由は?
ハンドブレンダーでメレンゲができない理由は主に2つあります。
- 卵が古い、もしくは常温
- ボウルや器具にわずかでも水分や油分が残ってしまっている
卵が古い、もしくは常温
泡だて器とボウルでメレンゲを作るときも同じですが、よく冷えて新鮮な卵を使うようにしましょう。
古い卵は白身に弾力がなく水っぽいのでメレンゲを作るには適していません。
また冷蔵庫から出して時間が経った卵は、同じように白身の弾力がなくなり水っぽくなってきます。
なるべくメレンゲを作る直前に卵を出すようにしましょう。
ボウルや器具にわずかでも水分や油分が残ってしまっている
卵白の気泡性は少しの油分でも妨げられてしまうので、事前にボウルとブレンダーをしっかりと洗って乾かしておきましょう。
また卵黄にも油分が含まれているので、卵黄と卵白を分けるときには十分に注意しましょう。
割入れように、別に小さなボウルを用意すると白身の中に黄身が入ってしまうことを防げます。
先ほど冷えた卵の方がいいと書きましたが、ブレンダーのメーカーによっては常温の卵をおすすめしているところもありますのでお家にあるブレンダーの説明書を確かめてみてください!
こちらはVitantonioさんのブレンダーでのメレンゲの作り方ですが、常温の卵という表記があります。
ブレンダーと泡立て器との違いは?
ブレンダーと泡だて器の違いはまず、見た目にあります。
ブレンダーは先端にチョッパーのような食材を潰したり刻んだりすることが出来るような刃が付いています。
対して泡だて器は何本かのワイヤーで出来ていて混ぜたときにより空気を含ませられるような構造になっていますよね。
ワイヤーも比較的弾力があるものが多いので、食材を潰したりする作業には不向きです。
最近ではアタッチメントを変えることで、混ぜる、潰す、刻む、砕く、泡立てる、といくつもの役割を果たすことが出来るブレンダーが登場してきています。
用途に合わせて選べるようになってきているのはとても魅力的ですね。
数あるブレンダーの中からいくつか紹介したいと思います。
一つ目のBRUNOはキッチン家電だけでなくインテリア家電でも有名なブランドなので知っている方も多いかと思います。
インテリアに馴染む可愛らしい色合いが、出産祝いとしても送ってもとても喜ばれそうです。
2つ目は動画で紹介したVitantonioのブレンダーです。
アタッチメントを変えなくても生クリームの泡立てやメレンゲが簡単に作れるようです。
3つ目はbianca+のブレンダーです。
こちらは2種類のホイッパーが付いているのが特徴です。
一般的な泡だて器の形状のものとハンドミキサーの形状のものがあるので、生クリームの泡立てをするのには心強い存在ですね。
いくつか紹介しましたが、それぞれ特徴があるので用途や好みに合わせて選ぶことをお勧めします。
ブレンダーで生クリームを泡立てる方法はある?
ブレンダーで生クリームを泡立てる方法はあります!
いくつかのコツを守れば生クリームを泡立てることは出来るようです。
- ブレンダーカップのような深めのコップを用意する
- 生クリームの量はあまり多くしない、200mlが目安
- 乳脂肪分が30%以上の生クリームを用意する
- かき混ぜている間はブレンダーをあまり動かさない
ただやはり、普通に泡だて器で泡立てるより難しいと感じる方が多いようです。
また、ホイッパーやハンドミキサーで泡立てたときのようなふわふわ感はあまり出ないようです。
ハンドミキサーは今はとても安く手に入れられるので、個人的には泡立てにはブレンダーより泡立て専用のハンドミキサーをおすすめしたいです。
メレンゲの時と同じVitantonioさんのブレンダーで生クリームを泡立てている動画です。
容器の形など参考にしてみてください。
まとめ
ブレンダーは泡だて器の代わりにならないことはないです。
ただ泡立てにはいくつかのコツがいるようですし、やはり泡立て専用のアタッチメントが付いているブレンダーや、ハンドミキサーを使った方が上手なホイップクリームが作れると感じました。
お家にブレンダーしかない!という方は是非今回の記事を参考にしてください!