大学生活って人生に1度しかない青春時代ですよね。
でも、そんな中で不安になるのが進学や卒業。
しっかり計算して勉強してきたはずなのに1単位足りない!1単位だけならなんとかなる?と思ってしまうかもしれませんが、卒業時点で1単位でも足りないと留年してしまいます。
そして万が一留年となってしまった場合、必ず気になってしまうのが学費。
入学から卒業までとなるとかなりの金額がすでにかかっているのに、留年後はどうしたらいいのか不安になりますよね。
留年となってしまった場合でも、学校が行っている減額の制度や休学等、選択肢があるのは確かです。
それを、知ってると知らないとでは何十万も差が出てしまう可能性もあります。
最初からわかっていればもっと学費を抑えられたかもしれない…なんてことにもならないようきちんと調べてから決めたいですよね。
単位が足りない場合の救済措置や、学費の事について少しお伝えしたいと思います。
目次
1単位足りない場合も留年しないといけない?
結論から言うと、足りない単位が1単位だけでも留年してしまいます。
1単位だから、といっておまけはしてもらえなさそうです。
1単位だけだからと許してもらえると、2単位でもいいじゃないかとなってしまう人もいるかもしれません。
決まっている単位数は必須なようですね。
1単位足りなくても、10単位足りなくても留年は留年です。
一生懸命勉強していても、きちんと講義に出席していても、人間ですから体調を崩すことだって、最悪単位が取れない可能性だって十分にありえますよね。
そのため最初から余裕をもって単位は多めにとっておけるよう計算しておくのが良さそうです。
多くの大学では卒業までに124単位ほど取得が必要とされています。
1年間で取得できる単位数が決まっている場合もありますが、1~2年の間に卒業に必要な単位の半分以上が取得可能なことが多いです。
大学4回生はあまり学校にも行かない、内定さえ決まれば最後のキャンパスライフを楽しめる!残すは卒論!みたいなの聞いたことありませんか?
それは、必須単位がもう取得できているパターンが多いから言われているのでしょうね。
卒業のための単位が足りない時に救済メールはアリ?
救済メールの送信は対応してもらえるかは別として、送っても大丈夫です。
卒業に対して単位が足りないと分かった時点で、早めに救済メールを送りましょう。
ただし、救済メールを送ったからといって必ずしも単位がもらえるわけではありません。
救済メールを送る際に気を付けたい事は、メールだけで済ませようとしない事です。
メールはあくまでアポイントを取るだけのものにし、単位が足りない事を相談するのは直接会ってからにしましょう。
救済メールのポイントは、礼儀作法をしっかり守った文章でメールすることです。
- 件名
- 宛名
- 挨拶
- 自分の名前や学部等
を、しっかり書き揃えたうえでアポイントを取りましょう。
アポイントを取り直談判したからといって単位がもらえるわけではありませんが、教授や教科によっては追加課題で対応してくれる場合もあります。
こればっかりは教授の人柄にも大きく左右される事が多いようです。
人柄は自分たちではどうしようもできないので、誠心誠意に謝罪とお願いをするしかなさそうですね…。
1単位足りない理由で留年した時の学費は?払えない場合の対処法も!
1単位足りないパターンで留年しても、次の年での学費は基本的には払わなければいけません。
何故なら大学に払っている費用の大半は、“単位を取るための費用”ではなく”学校に在籍するのに必要な費用”だからです。
留年してあと1年学校に在籍することになった場合、その分の費用がかかってきてしまうという事で、1単位足りない分の学費だけでは済まないようです。
ですが、留年することになってしまったら学校によっては減額や留年に対しての特別制度を設けている学校もあります。
これは学校によって大きく異なるため、学校へ相談し確認するのが一番確実です。
奨学金はどうなる?
学費の件で忘れてはいけないのが奨学金です、留年すると奨学金はどうなるのでしょうか?
1~3年の間に留年してしまった場合、留年した年の奨学金は止まってしまいます。
無事進学することができ、申請を済ませると進学した年からは貸与は再開されます。
4年生で留年してしまった場合は、留年した年の奨学金は借りられません。
何故なら奨学金は4年間のみと決まっているからです。
4年生で留年が決定し再度4年生を過ごす場合、留年した4年生の年から返済がはじまってしまいます。
なので必ず返済を遅らせてもらう申請を出しましょう。
学費を減らしてもらうことはできる?
そのほかに学費を削減できる方法があります。
- 半期卒業をする
- 半期を休学する
半期卒業をする
半期卒業は4年生であった時に限って行える事です。
半期で単位が取得できるなら、9月に卒業するという事です。
その分半期分しか学費がかからないという事なので学費は安く済みますね。
半期を休学する
もう1つは半期を休学することです。
前期で単位を取り、後期を休学するか、もしくは逆です。
休学している分学費は安く済みますが、休学中にも費用がかかる学校もあります。
そして休学を視野に入れる場合は、落とした単位が半期で取得できるものかも確認しなければなりません。
学校への相談が大切
足りない単位にもよりますし、奨学金の兼ね合いや、自分の生活の事もあるでしょう。
減額制度や特別制度等を使える場合もあるかもしれません。
4年生であればその先の就職の事にも関わってきます。
一概にこれが良いといえる事ではないので、自分の置かれた状況をよく理解したうえで学校側と相談してみるのが一番良さそうです。
単位が足りてるのに卒業できないこともある?
単位が足りてる事を含め卒業要件がそろっている場合は卒業できます。
卒業要件とは基本的に2つあります。
- 必要な年数大学へ在学すること
- 必要単位や必須科目を取得していること
4年間在学が必要な場合、必要な年数は休学や留学を除く4年間です。
もしも半期分休学していた場合は単位が足りていても卒業できません。
これらが満たされていればよほど重大な問題がない限り、卒業できない事はほぼありません。
気を付けておきたいのが単位には必須科目と選択科目・自由科目があるということ。
その名の通り必須科目は進学や卒業に必ず取らなければいけない授業や単位のことです。
選択科目や自由科目はそれ以外の単位を取得するものになります。
卒業や進学にあたって、どの単位がどれだけ必要なのかは早めに確認しておきましょう。
総単位は足りてるのに、必須がとれていなかった…なんて事にならないようにしましょうね。
在学中に問題を起こしていないか
在学中に問題を起こしてしまったり、大きな事故や犯罪を犯してしまった場合は、卒業ができない可能性があります。
なので、大学生活中といえば車やバイクの免許を取得する人も多いですが、事故等には十分気を付けたいですね。
また、授業料未払いなども卒業できないでしょうから注意しましょう。
まとめ
卒業が近くなればなるほど自分が卒業できるのか不安になってきてしまいますね。
大学卒業とは人生でおおきな一大イベントとなります。
また、大学卒業するか中退するかによってはこれからの人生そのものが大きく変わってしまう可能性もあります。
どんな職種に就くかにもよりますが、初任給や生涯年収が大きく変わる可能性も大いにあります。
焦ってしまいがちですが、これからの人生が変わるかもしれないという大事な場面。
足りない単位数や、自分の今のライフスタイル、学校に用意されてある制度等すべてを加味したうえで自分にとってベストな選択ができるといいですね。
まずは落ち着いて信頼できる学校関係者の方等に相談するようにしましょう。