親ガチャという言葉をよく聞くようになりましたが、親ガチャにハズレたというのはどういう事をいうのでしょうか?
親ガチャにハズレたというのは、その子供自身が親や教育・環境に関して納得がいかない状態の事をいいます。
これらはあくまで例ですが、貧困世帯や毒親、虐待などの問題を抱えている場合なども親ガチャにハズレたといわれる事が多い事例です。
今回は親ガチャにハズレたというのはどういう状態なのか、どういう事を言うのかなどをまとめています。
親ガチャにハズレたのかも…と悩んでいたり、気になっている方はよければのぞいてみてくださいね。
目次
親ガチャのハズレ例とは?
親ガチャという言葉を、ここ数年でよく聞くようになりましたね。
親ガチャというのは、親がハズレだったこと、ガチャガチャのように親を選べないので親ガチャと言われています。
そんな親ガチャですが、親ガチャにハズレたと言われるのはどんな状況なのでしょうか。
親ガチャにハズレたと言われる状況においては意外と多く存在し、定義があるというよりは子供自身が親ガチャにハズレたと感じると、そういう風に言われることが多いです。
親ガチャに外れたと言われる例をいくつかあげてみます。
- 貧困世帯
- 毒親
- 虐待やネグレストなど問題家庭
これらはあくまで例ですが、詳しくみていきましょう。
貧困世帯
親ガチャにハズレたという例の1つとして、貧困世帯であることがあげられます。
貧困世帯といっても生活保護を受給しているレベルから、年収300万程度の一般家庭まで幅広く存在し、それらを貧困と感じたり、親ガチャに外れたと感じるのは個人差が大きそうです。
生活保護などで親ガチャに外れたと思うのは仕方ないかもしれませんが、普通の所得の世帯でも高所得の家族と比べてしまい親ガチャにハズレたなと思う子どもたちもいるようですね。
お金がすべてではないのはもちろんですが、高所得であると好きなものを我慢せず生活できたり、進学のためにお金を心配することなく生活ができたり、やりたい事を全てさせてもらったりする事もあると思います。
それらをはたから見ていると、うちは親ガチャに外れたなと思われてしまうのかもしれませんね。
お金に関しては、感覚や教えなども人や家庭それぞれなので難しい問題かもしれません。
毒親
こちらも近年よく聞かれている毒親ですが、毒親である事も親ガチャに外れたといわれる理由の1つのようです。
毒親とは、過干渉であったり、暴言暴力なども含めて子供の事を支配しようとする親の事を言います。
子供自身の想いや気持ち、考えなどを聞いてもらうことができず、親の思い通りに動かされてばかりいると親ガチャに外れたと思われてしまうようです。
毒親もかなりひどいパターンもあるようですが、心配性のお母さんだと軽く当てはまってしまう事もあるかもしれませんね。
子供のためと思っての行動なのかもしれませんが、それが子供の立場からすると自分のためになっていないと思う可能性もありますものね。
毒親の基準も難しく、その子どもたちの感じ方や母親の伝え方などによっても変わるといえそうです。
虐待やネグレストなど問題家庭
こちらは虐待やネグレスト(育児放棄)などの問題がある家庭のことです。
こちらは言うまでもありませんが、虐待されていると親ガチャに外れたと思うのは当然のことです。
虐待やネグレストなどはなかなか簡単な問題でもありませんし、減少傾向に見られる事もないようですが、虐待されている子たちは間違いなくツライ状況ですよね。
もし、そのまま成人を迎えたりした場合、親ガチャに外れたと感じて当然のこと。
また、施設等で育った子供たちからも同じように親ガチャに外れたと思うことも多いです。
親ガチャにハズレた時の対処法!
もしかしたら、自分も親ガチャにハズレたと思っている人もいるかもしれません。
親ガチャにハズレたとしてもハズレの親や毒親との付き合いは、正直長期戦になる可能性も考えられます。
出来るだけ自分の為になる方法を見つける事が、唯一出来る対処法だと言えるのです。
今回はその対処法としてできる、自分の為になる方法をいくつかご紹介していきます。
勉強したり知識を付ける
親ガチャにハズレたときの対処法として、まず一番取り組みやすいのは、しっかり勉強したり何か専門的な知識を身に着ける事。
まだ学生であればしっかりと勉強することによって進路の幅も広がりますし、お金をかけずに進学できるという事にも必然的につながっていきます。
経済的に進学が難しかったり、親が進学に反対していたとしても、勉強していてお金をかけずに進学できる道を得ることができれば進学することも視野に入れることができますし、進学してしっかりと勉強することによって就職できる幅も大きく広がります。
もちろんただの勉強だけでなく、専門的な知識を身に着けるのも1つの方法です。
資格を取るというのもいい方法ですね。
進学が必須な資格もたくさんありますが、高卒から勉強して国家資格を目指せるものもありますし、専門学校なら大学よりは安価に資格を得られる事もあります。
勉強なんて…と思うかもしれませんが、勉強することや資格を得る事は間違いなく自分に返ってきます。
選択できる幅、いわゆる自分の未来を広げることができるのです。
学生だから何もできないと思わず、逆に学生じゃないから何もできないとも思わず、まずは自分にできる事ややりたい事などを見つけてみましょう。
自立する
親ガチャに外れたときの対処法として、自立するのが確実な対処法になります。
こちらは年齢にもよりますが、自立できる年齢なら自立することが、外れた親ガチャの親や毒親から自由になれる一番の近道になります。
ですが、自立と言ってもそんな簡単な事ではありません。
ひとり暮らしをしている人は周りにたくさんいるかもしれませんが、ひとり暮らしを始めるのにもかなりのお金も時間もかかります。
安易な気持ちで自立するのはお勧めできませんが、自立することによって自由になれたり、自分の時間やお金を持てるようになるのは確実です。
まずは状況から必要なお金や時間などをしっかり計算し、できるようなら自立することも是非検討してみましょう。
お金を貯める
どんな年代でも確実にできるのが、お金を貯める事です。
学生でも成人でもそうですが、お金は自分を守ってくれるものになります。
自立するにもお金は必要ですし、何かを学ぶにも少なからずお金は必要になります。
学生のバイト時代からお金を貯めるというのはなかなか難しいことかもしれませんが、親ガチャに限らずお金は溜めておいて損することはありません。
親ガチャに外れたな…と感じたときには、早め早めからお金をためておくよう心がけるといいかもしれません。
人生の9割は親で決まるって本当?幸せに生きるには?
人生の9割は親で決まるといわれることがありますが、これは本当なのでしょうか?
結論から言いますと、人生の9割は親で決まるというのはあながち間違いではないでしょう。
でも、自分の人生はあくまで自分の物、すべてが親のせいや、すべてが親のおかげというわけではありません。
親のせいで人生は決まる?
人生の9割は親で決まると言われるのがあながち間違っていないのは、親の置かれた環境で必ず子供は育つことになるからです。
極端な話ですが、生活保護世帯で生まれるのか、年収1000万超えの家庭に生まれるのかによって、生活する環境は当たり前ですが変わりますよね。
衣食住がままならない家庭に生まれるのか、最低限が揃った家庭に生まれるのか、最低限以上に与えられる家庭に生まれるのかによって、育つ環境が違うのですから人生が決まると言われるのも過言ではないでしょう。
もちろんこれは環境だけではありません。
どれだけ生活が苦しい家庭でも、人として必要な事や大事な事、これからの生き方などをしっかり教えてくれたり一緒に考えてくれる家庭かもしれません。
ですが逆に年収1000万円以上の裕福だと言われる家庭で生まれても、子供の意見は聞き入れてもらえず決められた習い事をさせられ、決められた道に進学させられるという可能性だって考えられます。
裕福で何1つ我慢をしない家庭環境がいいとはもちろん限りません。
時には我慢を知ったり、選びながら行動することを学んだり、自分で何かを得るという事も学ばなければいけませんから。
親や環境は生まれてくる子供にとっては選べない事なので、人生の9割は親で決まると言われてもおかしくはありません。
ですが、環境の良し悪し以外の要素が人生に影響することもあるんですね。
それでも自分の人生は自分のもの
人生の9割は親で決まるといわれていても、残りの1割は自分次第でかえることができます。
当たり前の事ですが、自分の人生は自分の物なのです。
どれだけ貧困でも、どれだけ毒親で自分の選択は一切受け入れてもらえなかったとしても、その後の人生は自分でかえることができます。
余談ですが、私はシングルマザーの家庭で育ち家庭環境もよくなく、高校進学すらしませんでした。
ですが、その後たくさんの経験をして遠回りした後に、自分で勉強して国家資格を得ることができ、今はその職についています。
もちろんその後結婚し子宝にも恵まれ、とても幸せな人生を送っています。
その当時親ガチャという言葉があれば、私はハズレたと真っ先に思ったかもしれませんが、今はこの選択やこの人生に後悔はありません。
勉強したりする事だけがすべてではありませんが、考え方や感じ方も人生を歩んでいく中で自分で変えていくこともできます。
環境も自分次第でかえることができるのです。
親ガチャに外れたなと思っている方はもしかしたらこの先の人生が、お先真っ暗だと思っている人もいるかもしれません。
ですが、そんなことはありませんし、自分次第でいいように変えれることもたくさんあります。
まずは自分が何をしたいのか、どうなりたいのか、と考えてみるのもいいかもしれませんね!
まとめ
親ガチャという言葉が流行り、親ガチャに外れたなと思っている人も多くいるでしょう。
給料が上がらないと言われているこの時代や、奨学金を借りるのが普通になってきているこのご時世、費用面だけで親ガチャの話をすると外れたと思う人もたくさんいるかもしれませんね…。
色んな親がいることも事実ですし、親を変えることができないのも事実です。
ですが、その後の人生はすべて自分で決め、自分で進んでいくことができます。
子供の時に培ってきたものや積み重なってきたものというのも大きいかもしれませんが、親ガチャに外れたからといって諦めてしまうことなく、まずは自分がどうなりたいのか、どうしたいのか、自分にしっかりと聞いてみてあげてくださいね!
人生100年時代と言われているこの時代ですから、自分だけの人生はまだまだ長く、可能性に満ち溢れていますよ!