「1度精米したお米をもう1度精米したい!」
「再精米ってあり?なし?」
と不安に思っているそこのアナタ!
大丈夫!答えは「問題ありません。」
2回精米するとお米はどうなっちゃうのか、詳しく説明していきますね。
目次
精米した米をもう一度精米するのは大丈夫?
最初に言いましたが、精米した米をもう一度精米しても大丈夫です。
そもそも精米とは、”玄米のぬか層を除去して白米にする作業”のこと。
精米することで消化や吸収がよくなり、食べやすくなります。
お米の精米は、
玄米 ⇒ 3分づき ⇒ 5分づき ⇒ 7分づき ⇒ 白米
とあり、玄米からぬか層をどれだけ(何割)取り除くかによって呼び方が変わります。
玄米に近いほど栄養価が高く、白米に近いほど食べやすくなります。
精米した米をもう一度精米機にかけるということは、機械によってさらに米の表面を削るということ。
つまり、食べるぶんには何の問題もありません。
ただ、物理的にお米が砕けてしまったり、小さくなってしまうということがあります。
精米を間違えて7分づきにしてしまった場合は?
精米機のボタンを押し間違えて、「白米にするつもりが7分づきにしちゃった…」なんてこともあるでしょう。
このように精米の設定を間違えた場合は、
もう1度精米すると残ったぬか層が削れて、白米に近い状態になります。
しかし、「7分づき」で精米している状態で、さらに通常通り「標準(白米)」で機械にかけると、いわゆる”精米しすぎ”になってお米が砕けたり、割れてしまうかもしれません。
そのため、7分づきで精米しているお米をもう1度精米にかける場合は、
もう1度”7分づき”で機械にかけると、お米の表面の削りすぎを防ぐことができます。
そもそも7分づきのお米ってどんな状態?
7分づきのお米というのはぬか層が約70%除去された状態のお米のこと。
7分づきのお米の見た目は、白米に近い白さがあり食感や味もいつも食べている白米とほとんど変わりません。
白米よりも栄養価が高いので、例えば「健康のために、これから玄米を始めたい!」
という方は、まずは7分づきから始めてみるのもいいかもしれません。
白米に比べると食物繊維も多いため、消化をよくするためにも食べる時はよく噛むことをおすすめします。
白米を精米したらどうなる?
白米を精米したら、お米の表面を削りすぎてしまい、お米が砕けたり割れて細かくなるおそれがあります。
しかし、最近の精米機の機種によっては、
「再精米モード」や「無洗米モード」といった機能を備えているものもあるようです。
そういった機能がある場合は、白米を精米したとしても精米しすぎてお米が砕けてしまうといったトラブルも回避できるかもしれませんね。
古い米を精米したらどうなる?
中には「古い米を精米しなおすと美味しくなった」と言った意見もあるようです。
お米は精米すると空気に触れて酸化が始まり、時間が経つにつれてどんどん鮮度が落ちていきます。
古い米は表面が酸化して黄色く変色していることがありますよね。
その場合は精米することで、酸化した部分が削れて、味がよくなることもあるでしょう。
ただし、古い米の味が落ちた原因というのは、米表面の酸化だけではなく、米自体に含まれる水分量が減ったことなど原因はさまざまです。
そのため、一概に再精米で美味しくなる!とは言えないようです。
また、精米機の種類によっては、白米の精米はNGと表記されているものがあるので、注意が必要です。
まとめ
1度精米したお米をもう1度精米しても、大きな問題はないということが分かりましたね!
しかし古くなったお米を精米しても、精米したてのような美味しさが100%もとに戻るとは残念ながら言えないようです。
また、精米機の種類によっては、白米の精米はできない機種があるようですね。
白米を精米する場合は精米機の説明書きをよく確認したほうがいいでしょう。