ツバメが飛んでいるところを見ると、春が来たんだなぁと感じる季節ですね。
これから春にかけて巣を作り一生懸命に子育てをするツバメですが、ツバメの巣作りは縁起がいいと言われています。
巣作りを途中でやめてしまうツバメもいるようですが、逆に途中でやめてしまった場合は縁起が悪そうですよね。
ですが、途中で巣作りやめたからといってそれは縁起の悪いことではありません。
ツバメは自分が安心して子育てをするために、巣を作る場所を様々な条件で探しています。
それに適さないとツバメが判断しただけなので、巣作りやめたこと自体は決して悪いことではありません。
ツバメの巣作りや、辞めてしまう理由についてなど、ツバメについて紹介します。
ツバメが巣作りやめた理由について
ツバメが巣を作るのは、人通りが多く天敵や雨風から巣を守れるところに巣を作ります。
なので、ツバメが巣作りをやめた理由はわたし達にはわからない何か危険を感じたからではないかと言われています。
ツバメはとても賢い鳥です。
3000kmも旅をして、自分の巣へ帰ってくるそうですよ。
自分の巣をピンポイントに覚えていられるなんて本当にすごいですね。
それだけ賢い鳥ですから、巣を作る場所も、我が子を安心して育てられる場所をしっかり探しています。
泥や木の枝などを使い巣を作るので、雨風の心配がないところや、人通りが多くカラスや猫などの天敵から襲われにくい場所を好んで作ります。
ツバメがきめたところに巣を作ろうとしてみたものの、作っている間などに『ここはやっぱり危険ではないか…』と、ツバメが何か感じ取ったことが巣作りやめた理由といえそうです。
人間的に『ここは雨も風も入らないし、人もたくさんいるから安全だよ~』と思っていても、きっとツバメにしかわからない子育てに適さないなと思ったポイントがあるのでしょうね。
ツバメが安心して暮らせる環境が見つかるといいですね。
ツバメの巣作りは縁起が良い?
ツバメは幸運を運んでくると言われていて、巣作りは縁起がいいと言われています。
ツバメが運んできてくれると言われている幸運は、いくつかあるようです。
- 鬼門に巣を作らない
- 害虫を食べてくれる
- 子孫繁栄
- 火事にならない
- 病気にならない
- 自然災害に合わない
- 家(玄関)がきれいになる
思ったよりたくさんの、幸運があると思いませんか?
ツバメは鬼門に巣を作らないと言われているんですが、鬼門とは風水で災いが起きる場所と言われているようです。
もうこれだけで、めちゃくちゃ幸運で縁起がいい気がしてしまいますね。
ツバメは子育てするのに、食料としていっぱい虫を食べます。
あんな小さな体でとてもたくさんの虫を食べるそうですよ。
それが害虫を食べてくれるという理由のようですね。
ツバメが巣作りしてくれるのはいいことばかりな気がしますが、やはりデメリットも存在します。
- 鳴き声がうるさい
- 糞の被害
一番は糞の被害といえそうです。
どうしても子供が生まれ、頭数が増えるとその分糞もたくさん落ちてきます。
その掃除をすることによって、ツバメが運んできてくれる幸運として”家が(玄関)きれいになる”と言われているそうですよ。
ツバメが巣作りをやめる・巣を壊すのは縁起が悪い?
ツバメが巣作りをやめたのは、そこが自分の子育てに適さないと判断したからで決して縁起の悪いことではありませんし、同様に巣を壊すのも縁起が悪いことではありません。
ツバメには蛇やカラス等たくさんの天敵もいますし、子育てするにあたって雨風などの自然災害や食料の確保なども考慮しなければいけません。
最初はここだと思い巣作りを始めたものの、『やっぱり危険かもしれない』と思ってツバメが判断しただけなので、縁起が悪いというわけではありません。
縁起がいいと言われているツバメの巣作り。
ツバメの巣を壊すのはもしかして縁起の悪いことでは…と思ってしまいがちですが、こちらも縁起の悪いことではありません。
ですが、動物を守る法律として、傷つけてはいけませんよという法律があります。
ツバメが巣の中にいたり、卵があったり赤ちゃんがもうかえっている場合は、この法律に違反してしまう可能性があります。
なので、もし巣を壊したり巣の撤去をする場合はツバメが巣を作り始めてすぐであったり、もう巣立った後等にしてあげましょう。
まだツバメがいるけれど、撤去しなければいけないほど困っている場合は役所や自自体などに一度相談をしてみましょう。
ツバメの巣作りの時期や場所選びの条件は?
ツバメが巣作りをするのは、日本内でも地域による気温差でも変わるので一概には言えませんが大体3月末から6月末までの時期多く、人通りが多くてにぎやかな場所を好んで巣を作ります。
春が来るな~という時期から巣作りを始めて、1週間くらいで巣は完成します。
ツバメの巣作りは、早朝から午前中にかけて行われることが多いようですよ。
そこから、卵を産みヒナが巣立つまでが大体1カ月半くらいです。
ツバメは天敵から身をまもるために、人通りの多くにぎやかな場所に巣を作ります。
人間の気配がする家の軒下部分や、商店街のアーケードや学校や公民館の近くなど、意外といろんなところにあるんです。
人が多いだけでなく、風通しがよくて、雨風の影響がないところなど他にも選ぶ基準があるみたいです。
巣が作りにくいことから、ツルツルの壁は好まず、デコボコしたような壁に巣を作ります。
動物は人間を怖がったり避けたりするイメージですが、ツバメは賢く人間が自分たちにとって危害が少ないことを理解し、人間をボディーガードのように思っているようです。
私たちの暮らす街にツバメの巣を見つけたときには、そっと見守っていてあげたいですね。
まとめ
街の中でツバメの巣を見かけると、ちょっとラッキーな気分になるだけでなく、少し微笑ましい優しい気持ちになれますね。
私も子供のころ通っていた歯医者さんの入り口にツバメの巣がありました。
毎年そこにツバメがかえってきていて、何度も見に行ったのを覚えています。
ツバメの巣作りは縁起がいいと言われていますが、巣を撤去したり、巣作りをやめるのは決して縁起の悪いことではありません。
ツバメが巣を作ることにより、糞や鳴き声など気になることがあるのも事実です。
ですが、ツバメがここなら安全だと自分で決めて、一生懸命に作った巣で子育てをしている様子、できることなら見守ってあげたいものですね。
もし、途中で巣作りをやめてしまったとしても、それもそのツバメが決めたこと。
そのツバメが安心して子育てができる場所に巡り合えることを願ってあげたいですね。