サラダやピザ、おつまみなど様々な料理に使われている生ハム。
離乳食期には食べれないのはなんとなくわかるけど、何歳から与えて良いのか疑問に思いますよね。
明確に何歳から食べられるという決まりはありませんが、早くても3歳を過ぎてから与えるようにしましょう。
生ハムは生ものなので食中毒の危険性もありますし、アレルギーの危険性もあります。
また、塩分がとても多いので小さな子供には不向きとされているからです。
3歳を過ぎたからといってたくさん食べて良いわけではありません。
生ハムをどのくらい食べても大丈夫なのか、どうやって生ハムを選んだらいいのかなど、子供に生ハムを与える際のポイントをまとめたのでお伝えしていきますね。
目次
生ハムは何歳から食べられる?
何歳から大丈夫という明確な年齢があるわけではありませんが、生ハムを与えるなら3歳以降からにしましょう。
3歳未満の子供に生ハムを食べさせない方がいい理由は下記のとおりです。
- 塩分が多い
- 生ものだから
- 食中毒の危険
生ハムには多くの塩分が含まれており、生ハム1枚に0.8g前後の塩分が含まれています。
3歳の塩分摂取量目安は4g程とされているので、生ハム1枚で約1/4程摂取してしまうことになります。
塩分過多は体の負担にもなりますので、生ハムの摂取は避けた方が無難と言えそうです。
3歳未満には生ものは基本的に良くないとされています。
お刺身やお寿司などの生ものも何歳から食べられるというわけではありませんが、3歳ころから少しずつ食べれるようになるので食中毒の危険なども考慮して過熱してあるものを与えてあげるようにしましょう。
免疫力や消化機能などが大人に近づくのは7歳ころからと言われていて、小学生を目安に解禁したというお母さん達も多かったです。
小学生に上がっても塩分のとりすぎや、食中毒の危険性がなくなったわけではありませんので、適正量を守って食べさせてあげてくださいね。
生ハムを子供に与えるときの目安量はある?
初めて子供に生ハムを与える時は、数口から与えるようにしましょう。
その後生ハムが食べられるようになってからも、多くて1~2枚程度を目安量としておきましょう。
生ハムに限らず、子供が初めて食べる食材は1口~2口ずつ食べすすめるのが基本とされています。
アレルギーや食中毒の可能性を少しでも低くするためです。
そのあとも体調に異変がないか、数時間は見守ってあげてくださいね。
生ハムは大人でも1日に2~3枚程度が摂取の目安と言われています。
なので、子供ならそれ以下に収めてあげるといいでしょう。
どれだけ多くても、大人の目安量2~3枚を超えないようには気を付けてあげてくださいね。
また、アレルギーがなくても、生ものなので食中毒の可能性がありますし、塩分過多になる可能性もあります。
そのため生ハムが食べられるようになったからといって、頻回に食べさせたり、たくさん食べさせるのはやめた方が良さそうです。
小学生未満には数口程度にしておき、小学生になっても数枚程度で納めるようにしておくと安心できそうですね。
生ハムを子供に与えるときの注意点
子供が生ハム美味しく食べられるよう、与える際にいくつか注意点があるのでご紹介します。
- 体調のいい時に与える
- 新鮮なものを与える
- 塩分過多にならないように
体調のいい時に与える
卵や牛乳にアレルギーがなくても、生ハムは生ものなので体が弱っていたり疲れていたりすると、アレルギー反応が出ることがあります。
蕁麻疹や吐き気などが出ることがあるので、体調がよく元気な時に与えましょう。
子供の体調があまりよくない時には、与えるのはやめておくのが無難です。
新鮮なものを与える
食中毒の危険性から、新鮮なものを与えるように心がけてください。
生ハムから発症の可能性があるリステリア菌は、塩分にも強く、冷蔵庫で保管していても増殖してしまう菌です。
なので、できるだけ新鮮なものを与えて、賞味期限がきれているものなどは与えないようにしましょう。
また、新鮮なものを与えることによって、蕁麻疹などのアレルギーの危険性も軽減することができます。
塩分過多にならないように
生ハムには塩分が多いので、生ハムを食べた日には他から摂取する塩分に気を付けてくださいね。
塩分の排出を手助けしてくれるカリウムを含む食品を摂取するなど、塩分過多にならないよう注意しましょう。
カリウムは昆布やわかめなどの海藻類に多く含まれていますよ!
生ハムを与える際の注意点をしっかり守って、美味しく生ハムを食べさせてあげてくださいね。
生ハムを子供に与える時の選び方について!
子供に生ハムを与える時には選び方に注意して、新鮮な生ハムを選んであげるようにしましょう。
新鮮な生ハムの選び方のポイントをお伝えします。
- 賞味期限内の物
- 開封後間もない物
- 変色していない物
- 乾燥していない物
賞味期限内・開封後間もない物
子供に生ハムを与える時は賞味期限が切れていないものを与えるのはもちろんですが、念のため購入してすぐの期限が長い物の方が安心して与えることができます。
開封してからは劣化がどんどん進みますので、開封してすぐのものを与えてあげましょう。
変色していない物
生ハムは古くなると変色してきます。
そのため、見た目では変色していないものを選ぶと良さそうです。
生ハムの品種にもよりますが、うっすらピンクのものや赤みのあるものなどきれいな色の物を選ぶといいですよ。
乾燥していない物
しっとりした食感が特徴の生ハムですが、古くなると乾燥してきてしまいカピカピになってしまいます。
特に開封してしまうと乾燥するスピードは早まってしまいます。
端っこが少し硬いけど真ん中は食べられるかな?なんていう考えは、やめておいてくださいね。
賞味期限内で、開封してすぐに与えてあげれば、基本的には問題ないといえそうですね。
まとめ
生ハムは3歳になるまでは食べられませんが、3歳以降体調のいい日に与えてみましょう。
3歳までの間に欲しがることがあるかもしれませんが、その間は子供の事を考え与えないようにしてあげてくださいね。
3歳を迎えたからといって無理に与える必要はありませんので、食べる機会があれば…くらいにしておきましょう。
とてもおいしい食べ物ですが、生もので味も濃いものなのであまりたくさんあげないよう心掛けてくださいね。
塩分もたくさん含まれているので、その他の食事で塩分をコントロールしたり、一緒にしっかり水分も摂らせてあげてください。
様々な料理に使われている生ハム、家族みんなで食べられる日が楽しみですね。