「パーフェクトフード」と呼ばれるほど、栄養豊富なはちみつ。
さまざまな栄養成分がバランスよく含まれ、喉の不調の緩和したり腸内環境を整えたりと、健康と美容に嬉しい効果が多く期待できます。
そんなはちみつですが、熱いお湯に入れてはダメだとご存じでしょうか。
それは、はちみつの栄養素が薄れてしまうからです。
今回は、はちみつの栄養素を失わず最大限に発揮するはちみつ白湯の効果と作り方をご紹介します。
はちみつにお湯を入れるのはダメ?その理由とは?
はちみつを紅茶に入れて飲む方も多いことでしょう。
でも、はちみつに熱いお湯を入れるのは、実はダメなんです。
なぜかというと、はちみつ中の成分でビタミンや酵素などの栄養素は、60度以上の高温に弱く、栄養素が破壊されてしまいます。
なので、紅茶やお湯に入れる時は、40~50度くらいに冷めてから入れるようにしましょう。
また、熱いうちに入れると、はちみつの美味しい風味が弱くなってしまうことも。
お湯に入れる時には温度に気を付けて、栄養素を損なうことなく、おいしくはちみつを味わってくださいね。
はちみつ白湯の効果!寝る前に飲むと良い?
白湯はダイエットやデトックス、便秘改善に良いと知っている方も多いことでしょう。
では、はちみつ白湯をご存じですか?
はちみつ白湯とは名前の通り、白湯にはちみつを加えた飲み物です。
はちみつ白湯は、それぞれのいいところを兼ね備えています。
白湯の効果にプラスして、はちみつの働きにより喉のケアもしてくれます。
はちみつ白湯を飲むタイミングとしては、寝る前がおすすめです。
就寝する1~2時間前に飲むと、血の巡りがよくなり、血糖値も安定しするため安眠効果も期待できますよ。
はちみつ白湯の効果をまとめると次の通りです。
- 血行や代謝が良くなる
- 便秘対策に役立つ
- 喉の不調を和らげる
- 美肌効果
詳しく解説しますね。
血行と代謝が良くなる
白湯は一度沸騰させているので、不純物が取り除かれて口当たりがやわらくなります。
白湯を飲むと、血液の循環がよくなり代謝もUP。
内臓が温まることで内臓機能が活発になります。
老廃物が排出されて内臓がきれいになるので、体質改善やダイエットにも効果的です。
便秘対策に役立つ
はちみつ白湯を飲むことで、胃腸全体が温まります。
胃腸は温まると活性化し消化が促進されるので、老廃物がスムーズに排出されます。
つまり、便秘解消に役立つのです。
また、はちみつには腸内のビフィズス菌を増やすオリゴ糖やグルコン酸といった成分も含まれています。
白湯とはちみつを組み合わせたはちみつ白湯は、腸内環境を整えるのにうってつけの飲み物といえるでしょう。
喉の不調を和らげる
はちみつには、喉の粘膜を保護する作用があります。
はちみつ自体の水分量はそれほど高くありませんが、周囲からの水分を集めて閉じ込める保湿作用が高いのがはちみつの特徴です。
適度な粘度と高い保湿効果で、乾燥から喉を守ってくれるのです。
さらに、喉の殺菌だけでなく、荒れた粘膜を保護して炎症を抑制する効果も。
はちみつ白湯は、喉の痛みを緩和させ不調を和らげるのに有効な飲み物でもあるのです。
美肌効果
消化不良などの胃腸トラブルは、肌の健康にも影響します。
その腸内環境がはちみつ白湯で改善されると、美肌効果が期待できるのです。
血行がよくなり肌全体に栄養素が行き届くので、キメの細かいキレイな肌に近づきますよ。
はちみつ白湯の作り方や注意点!
はちみつ白湯が健康と美容にいいと分かったところで、はちみつ白湯を作ってみたいと思った方もいらっしゃるでしょう。
作り方や作る際の注意点をご紹介しますので、ぜひ作ってみてくださいね。
作り方
【用意するもの】
- 水・・・200㏄
- はちみつ・・・大さじ1/2~1杯
【作り方】
- やかんや鍋に水を入れて沸騰させる。沸騰したら蓋を開け、10~15分ほど沸かす。
- 火を止めて、40~50℃になるまで冷ます。
- はちみつを入れてよくかき混ぜる。
注意点
はちみつ白湯を作る上での注意点をまとめました。
- 水道水から作る場合は、10~15分沸騰させ続ける。
- お湯を40~50℃に冷ましてからはちみつを入れる。
- 1歳未満の乳児には与えない。
- 一日に1~2杯程度にとどめる。
詳しく解説していきます。
水道水から作る場合は、10~15分沸騰させ続ける
水道水から作る場合は、10~15分沸騰させ続けましょう。
沸騰させ続けると、水道水に含まれている残留塩素やトリハロメタンを除去する効果があるのです。
他にも、沸騰させることでカルキ臭が消え飲みやすくなるという利点もあります。
市販の水やウォーターサーバーの水は、残留塩素やトリハロメタンを含む心配がないため沸騰させ続ける必要はありませんよ。
お湯を冷ましてからはちみつを入れる
前述のとおり、はちみつを入れる際には、お湯の温度には注意が必要です。
栄養素や酵素を破壊しないように、お湯を40~50℃くらいに冷ましてから入れるようにしましょう。
栄養素が薄れてしまっては効果も半減してしまいますからね。
温度に気を付けて、はちみつの効果や味わいを最大限に活かしたはちみつ白湯を作ってくださいね。
1歳未満の乳児には与えない
1歳未満の乳児は腸内環境が整っていないので、はちみつを与えてはいけません。
はちみつには、ボツリヌス菌が含まれており「乳児ボツリヌス症(中毒)」を発症する可能性があります。
ボツリヌス菌は加熱で死滅しないため、お湯に入れたからといってはちみつを摂取することはできないのです。
ちなみに、ボツリヌス菌は大人の腸では害はありませんのでご安心を。
一日1~2杯程度にとどめる
白湯は一日700~800mlが目安で、コップでいうと一日5~7杯程度ですが、はちみつ白湯は糖分も含まれていますので、1~2杯程度にとどめましょう。
5~7杯も飲むと糖分の摂りすぎにつながるからです。
健康と美容によいはちみつ白湯ですが、飲みすぎは逆効果になってしまうので気を付けましょう。
そのまま食べるのもオススメなはちみつを紹介!
そのまま食べるのもオススメなはちみつは、「純正はちみつ」です。
純正はちみつとは、添加物を加えてない純度100%のはちみつで、非加熱のものと加熱処理しているものがあります。
純正はちみつ以外に、「精製はちみつ」や「加糖はちみつ」などがありますが、加熱処理されており食べても効果が薄れてしまうことがあります。
その反面、「純正はちみつ」は、天然のまま容器に入れられているので、栄養効果が高いので、こちらを選ぶようにしましょう。
そのまま食べるはちみつでオススメの商品をご紹介します。
くせのない味わいが好みなら「レンゲ花」
優しい香りと味わいを楽しみたい方におすすめなのが、レンゲ花のはちみつ。
レンゲは、日本人にとって馴染みのある花ではないでしょうか。
まろやかでくせがないので、万人受けするはちみつと言えそうです。
上品な甘みが好みなら「アカシア花」
すっきりとしたきれいな色のアカシアはちみつは、上品な甘さと優しい香りでくせがなく「はちみつの女王」と言われています。
淡白な味わいがお好きな方におすすめです。
また、結晶しにくい特徴があります。
栄養をたっぷり摂りたいなら「マヌカハニー」
非加熱の良さをたっぷり含んだはちみつといったらマヌカハニー。
少し白く濁った色をしています。
これも非加熱ならではの特徴です。
ビタミン・ミネラルなどの栄養素がたっぷりなので、サプリメント代わりにちょっと舐める使い方でもOK!
調べてみると、他にも色々な種類のはちみつがあります。
花によって味や香りが違うので、色々試してみたくなることでしょう。
味や香りの違いを楽しみながらお気に入りのはちみつを見つけてみてくださいね。
まとめ
はちみつ白湯には、便秘改善、喉の不調の緩和、代謝UP,美肌効果などがありました。
白湯のいいところとはちみつのいいところの相乗効果により、体が健康になるだけでなく、美肌にもなれるパワー飲料といえそうです。
とはいえ、どんなに健康によいものでも摂りすぎにはご注意を。
はちみつ白湯を飲むのに効果的な朝や寝る前に飲んで、やさしいはちみつ白湯に癒されながら健康的な生活を送ってくださいね。