お祝い事やお正月で活躍する赤飯やお餅を作るのに欠かせないもち米。
もち米って普段あまり使わないので浸水時間がわからないですよね。
赤飯やおこわにする場合は、1~2時間が目安。
お餅をつくる場合は、6~8時間(一晩)が目安です。
もち米を使う際は、浸水時間やせいろの準備などいつもより手間がかかります。
しかし、アレを使えば浸水しなくても炊き上げられますよ。
今回は、もち米の浸水時間や浸水しなくても良い方法などをご紹介します。
ちなみに、もち米を蒸すのに失敗する原因と対処法については以下の記事でまとめているので、良ければこちらも参考にしてみてください。
⇒もち米を蒸すのに失敗する原因と対処法!蒸す時間や失敗しない蒸し方について!
もち米の浸水時間は一晩?2日?
もち米でなにを作るかで浸水時間が変わりますよ。
- 赤飯やおこわなどのご飯としてもち米を使う場合は、1~2時間
- お餅を作る際はたっぷり6~8時間(一晩)
夏場に浸水する場合は、水を4~5時間くらいで替えるもしくは冷蔵庫で保管してくださいね。
同じ水につけっぱなしにすると、水から臭いがしてしまします。
冬の乾燥した時期にお餅を作る際は、10時間以上の浸水がオススメです。
2日浸水すると蒸しあがりが水っぽくなりますが、柔らかめのお餅が好きな方に向いていますよ。
なぜ時間を変えるのかというと、もち米は吸水率が良いので、浸水時間をたっぷりとるほど吸水してしまうためです。
つまり、赤飯やおこわを作るのに浸水しすぎてしまうとべちゃつくのです。
もち米を浸水する理由
そもそも、もち米を浸水する理由は3つあります。
- 炊きあがりのもち米に芯が残らないようにするため。
- 粘り気を出すため。
- 美味しく蒸らすため。
しっかりともち米に水を含ませることで、芯のないもちっとした食感に蒸しあがります。
美味しく蒸らすため、とありますが、おいしく蒸らすにはもう一つポイントがありますよ。
それは、浸水し終わったらザルにあげしっかりと水を切ることです。
水が切れていないと蒸しあがりが、下はべちゃべちゃ上は芯が残るという事態になりかねません。
全体の水がしっかり切れることで、蒸しているときに均一に蒸気がいきわたり綺麗に蒸しあがります。
ザルに上げてから、15分前後で水が切れるはずです。
あくまで目安ですのでしっかりと水が切れていれば問題ありません。
もち米を浸す時間を短縮する方法は?
お餅を作るのにもち米を水に浸しておくのを忘れた!というときは浸す時間を短縮できますよ。
50度のお湯に3時間もち米を浸水してください。
あくまで間に合わせの対応です。
温度が高い方が吸水スピードが速くなるためにこちらが有効のようです。
ただし、吸水スピードが速すぎてお米が割れてしまう可能性が高いためあまりオススメはできません。
美味しくお餅を食べるために、前日の確認をしっかりと行ってくださいね。
もち米を浸水させないやり方も?
もち米を浸水しない方法も1つありますよ。
炊飯器を使用する場合はもち米を浸水する必要はありません。
もち米は吸水しやすいので、お米を研いだあとすぐに炊飯して大丈夫です。
ただし、炊飯器はお米に水を吸わせながら炊くため、べちゃっと炊き上がりやすいです。
もち米は先ほどからお伝えしている通り吸水率が良いのです。
ならばと、水分を調整すると今度はもち米から水分が出てしまい炊き上がりにバラつきがでてしまいます。
そのため、せいろで蒸しあげたほうが、ふっくらもちもちで美味しくなりますよ。
ちなみにもち米を研ぐ際は、優しく洗うようにしてください。
もち米は力を入れて研ぐとかけてしまい、食感を損なってしまいます。
もち米を水につけすぎるとどうなる?
もち米を水につけすぎると、もち米がどんどん膨らんでしまいます。
もち米は吸水率が良いため、水につけるとどんどん吸水するためです。
そのため、水につけすぎると蒸しあがりがべちゃついてしまいます。
利点としては、滑らかにつぶしやすくなります。
柔らかいお餅を作りたい時には向いていますよ。
まとめ
もち米を美味しく食べるために浸水時間は気を付けましょう。
- 赤飯やおこわなどを作る際は、1~2時間
- お餅を作る際は、6~8時間(冬場は10時間以上)
こちらが目安の時間です。
もち米は炊飯器で炊くよりもせいろで蒸した方がとても美味しく蒸しあがります。
実際、炊飯器とせいろそれぞれで作った赤飯を食べ比べたことがありますが、断然せいろで蒸したほうがおいしかったです。
みなさんもぜひ蒸して作ってみてください。