自転車で出かけようとしたらパンクしていた!なんてことが稀にありますよね。
たまにであれば気になりませんが、頻繁にパンクしているとイタズラではないのか疑いたくなります。
自分で修理するにしろ、自転車店に行くにしろ手間もお金もかかります。
自転車のパンクがイタズラなのかしっかりと見分けて、防止したいものですよね。
そこで今回は、自転車のパンクがイタズラなのか見分ける方法や、防止方法をご紹介します。
自転車のパンクがイタズラかの見分け方!何が違う?
自転車のパンクがイタズラかどうか見極めるのは、自転車店でも極めて難しいようです。
余程派手にタイヤが切られていたり、画鋲や針がイタズラだと分かるように刺さっているなど目立つ傷ではない限り見分けはつきません。
なぜかというと、自転車に走行中に気づかないうちに傷が付いている可能性もあるからです。
ですので今回は、高確率でイタズラだろうという時の見分け方を5つご紹介します。
短期間で何度もパンク
通常、自転車が短期間でパンクすることは考えられません。
次のようなことがなければ滅多にパンクしないはずです。
- パンクした際の修理が不十分
- 日頃かなりの悪路を走行している
- かなり無茶な走行を頻繁にしている
このようなことがないのであればイタズラの疑いがあります。
特に「パンクした際の修理が不十分」に関しては、そう何度もありえるとは考えにくいです。
自転車店で修理したならばなおのこと、修理不十分である可能性は低いでしょう。
近い範囲で他の人もパンクしている
普段使用している駐輪場などで、他の人の自転車のパンクが多い、または多発している場合はイタズラの可能性が高いです。
たまたま同じようなタイミングで、同じ場所に止めている自転車が数台パンクするというのは不自然ですよね。
「イタズラ注意」などの張り紙がある場合は他の人も被害にあっているということです。
張り紙にも注目するとイタズラか見分けるヒントになりますよ。
タイヤの横に刺したような跡がある
タイヤの横に何かを刺したような穴や傷がある場合もイタズラを疑います。
普通に走行していた場合、何かが刺さるとしたら、地面と接する面ですよね。
人為的にタイヤに傷をつけたり穴を開けたりするならば、横の方が簡単にできます。
ただし、タイヤの劣化やぶつけたことなどで傷が横に広がる可能性もあります。
ですので、目安として考えてください。
複数の傷や穴がある
タイヤにたくさん傷や穴がある場合はイタズラの可能性が高いでしょう。
一つの自転車にたくさんの傷があるのは不自然です。
複数の傷があるということは、明らかに「パンクさせてやる」という心理が働いている可能性が高く、あなたを狙っているかもしれません。
もちろん無差別でどれでもよかった可能性はありますが、近くにある他の自転車が無事である場合は、警察への通報・相談も視野に入れましょう。
新品の自転車がパンクした
初期の整備不良の可能性もありますが、その可能性はとても低いです。
ですので、買ったばかりの自転車がパンクした際はイタズラを疑う要素になります。
新しいことに加えて、
- 綺麗
- 高そう
このような自転車を狙ったイタズラをする人もいるようです。
自転車へのイタズラを防止するにはどうする?
では自転車のパンクがイタズラだと分かったとして、防止できなきゃ意味ないですよね。
ここでは自転車へのイタズラの防止策をご紹介します。
家の中に入れる
家の中に自転車を置くスペースが確保できる場合はこちらが手っ取り早いです。
イタズラから守れるだけではなく、雨風からも守られ、外に置くよりも痛みにくくなりますよ。
室内で自転車を保管するために使える、バイクタワーというものがありましたので参考までに。
駐輪しているところにセンサーライトをつける
自宅の駐輪場にセンサーライトをつけることで人の目につきやすくなります。
人の目のつくところでのいたずらはしづらくなるため有効でしょう。
アパートやマンションの方も大家さんや管理会社に問い合わせてみることをお勧めします。
センサーライトは電池式のものもありますよ。
取り付けも簡単です。
参考になりそうな商品を見つけましたので見てみてください。
自転車カバーをつける
カバーをつけることで、イタズラをするための時間がかかるため手を出されにくくなるでしょう。
しっかりタイヤまで隠れるものを使用してくださいね。
せっかくカバーをかけたのにタイヤが見えていたら意味がありません。
サイズの確認はしっかりしましょう。
防犯ブザーをつける
カバーと共につけるとさらに上の防犯対策になります。
また出かけた際にも有効ですよ。
スーパーや通勤時に使う駐輪場などでの対策としては人目につくところに置くくらいしかできませんが、防犯ブザーをつけておくと多少人目につかなくても音に驚くでしょう。
振動にも反応するというブザーを見つけましたのでご参考までにどうぞ。
防犯カメラを設置する
あまりにもイタズラが頻繁な場合は防犯カメラの設置をお勧めします。
警察に通報・相談するにしても証拠が必要になるかと思いますのでその際にも使えますよ。
監視カメラであれば自転車へのイタズラ以外の防犯にも役立ちますね。
自転車のパンクの原因は何?
自転車がパンクする原因は様々ありますが、目立つ4つをご紹介します。
空気を入れる頻度が低い
タイヤの空気は満タンにしていても自然と抜けてしまいます。
空気が入っていないとちょっとした段差でもチューブが曲がりやすくなってしまいます。
そのため空気を入れる頻度が極端に少ないとチューブに傷がつきやすくなってしまうのです。
空気を入れる頻度は、走行距離にもよりますが、2週間に1回を目安にしましょう。
同じチューブを何度も修理している
パンクした際の修理は、チューブの穴を塞ぐだけです。
これを繰り返すとチューブの耐久性が低くなってしまいます。
そのため、パンクしても同じチューブを使うのは1〜2度にしておきましょう。
劣化したリムテープによりチューブに傷がつきやすい
リムテープとは、タイヤのホイールとチューブの間にあるテープ状のシールのことです。
チューブを直接ホイールにはめてしまうとチューブが傷つくため、クッションとしてリムテープが使われています。
リムテープが劣化すると、柔軟性がなくなり、へこんだり、薄くなったりしてしまいます。
そのため、チューブに傷がつきパンクへ繋がってしまうのです。
タイヤに鋭利なものが刺さった
タイヤに、画鋲やガラス片などが刺さりパンクしてしまいます。
走行中目立った鋭利なものだけでも避けて通るようにしましょう。
自転車のパンクは防止できる?方法は?
パンクする原因がわかりましたので次は防止策をご紹介します。
タイヤの空気は定期的に入れる
タイヤがパンクする原因にも記載しましたが、空気が抜けるとパンクしやすくなります。
走行距離や空気の入り具合を確認しながら、2週に1回を目安に空気を入れましょう。
最近のタイヤはパンクしにくい商品なども出ており、タイヤ自体が丈夫なものもあります。
そのような自転車に乗っている場合は、指で押しても凹みづらいため、見た目よりも空気が抜けている場合がありますので、特にこまめに空気を入れるようにしましょう。
あまり路肩に寄って走行しない
路肩に寄りすぎるとゴミを踏んでしまいパンクにつながる可能性があります。
雨が降ると、道路から路肩へ流れますよね。
その時に雨と共にゴミも路肩へ流れ溜まってしまいます。
自転車ですので路肩を走行することが多いですが寄りすぎなように気をつけましょう。
道路が光っているところは避ける
道路が光っているところは、ガラス片が落ちている可能性が極めて高いです。
ガラス片を踏んでしまったらタイヤに傷がつくのは容易く想像がつきますね。
ですので、道路や歩道が光っている場合は避けて通りましょう。
段差は慎重に
段差を越える際にスピードを落とさずに行くと、タイヤやチューブを傷つけパンクに繋がります。
またゴツゴツとした砂利道を通るのはなるべく避けましょう。
こちらもタイヤが傷んでしまします。
チューブとリムテープは定期的に交換
タイヤは見た目からすり減っていることがわかり、交換しやすいですね。
中のチューブとリムテープはぱっと見ではわかりませんが、最低でも1年に1回は交換した方が良いでしょう。
チューブもタイヤの中で、タイヤの内側と擦れてすり減っているんです。
また、リムテープもチューブの圧力により凹凸ができ、消耗しています。
走行距離にもよりますのであくまで目安です。
乗り終わったらタイヤを確認
走行中には気づかなかった異物がタイヤについている可能性があります。
タイヤについた異物やゴミをその日のうちに取っておきましょう。
見逃してしまうと傷の広がりやパンクにつながってしまうかもしれません。
また、ちょっとした泥汚れであればウエットティッシュなどで擦れば綺麗になりますよ。
綺麗にしながら傷や異物のチェックすることで、パンクする前に修理やタイヤ交換の目処が立ちやすくもなりますよ。
まとめ
以上自転車のイタズラによるパンクかどうかの見分け方や防止策などをご紹介しました。
見分け方は
- 短期間で何度もパンク
- 近い範囲で他の人もパンクしている
- タイヤの横に刺したような跡がある
- 複数の傷や穴がある
- 新品の自転車がパンクした
防止策は
- 家の中に入れる
- 駐輪しているところにセンサーライトをつける
- 自転車カバーをつける
- 防犯ブザーをつける
- 監視カメラをつける
でした。
あなたの自転車を守るお役に立てると幸いです。